以前、大島渚監督の「御法度」という映画を見た。
ものすんごく期待して見たので、ガクッとこけた憶えがある。
遅読な私は、まだ「新撰組血風録」を読んでいるのだが、この小説が「御法度」の
原作と言う事を、読んで初めて知った。
原作は面白い、何がいけなかったのか?
原作を読んだ私のまったく個人的な意見だが、キャスティングで成功したのは、
武田真司だけじゃないか?(原作のイメージにぴったり!)
松田優作の息子が演じる主人公は、誰が見ても絶世の美男子でなくてはならないし、
なおかつちょっとエッチな男の子なのだ。
なのに、単なる子供が演じてるので、ちっとも魅力的じゃない。(私は、藤木直人か山本耕史、タッキーでもいいな。)
トミーズ雅や坂上二郎もあざとい配役だな。
せっかく浅野忠信が出てるのに、もったいない。
わたしの大好きな田口トモロヲも、なんだかちっともセクシーじゃなくて、ただの
変態オヤジになってた。
あーもったいない。もったいないオバケがでちゃう。