温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

「イキガミ」観てない人は読まないで

またこの時期がやってきた。
我が家の台風がやってきた。

今年は、同窓会よりも先に金沢に来て、その後九州へと行く、実家母。
複数の友達に「1ヶ月は居過ぎだ」と、責められたらしく
今回は2週間あまりの滞在。

きょうは映画「イキガミ」を観て来た。

母は「洋画は嫌い」というので
イキガミ」か「容疑者Xの献身」かどちらにしようかと悩む。

福山が物理学者、堤が数学者とかの肩書き
というだけで「難しい」と判断したらしく「イキガミ」にする。

母は、「面白かった!」そうで、泣いていた。

私は「映画館の大きい画面で見る理由」を探してみるが
正直、あまり無かった。

最近「ビッグコミックスピリッツ」に移されて
連載されている「イキガミ」。
ストーリー的に、そもそも
「国の仕組んだ死ぬ時刻の24時間前に本人にお知らせする」
という根本の設定にやや疑問を感じる。
だって、犯罪を犯す可能性がめっちゃ多いんだもの。

人間は皆、明日にでも死ぬかもしれない可能性があるのだから
突然死んでしまって、
たまたまその死んだ理由が国の設定した理由だったという事で
事後承諾しかないんじゃないのか。
24時間、本人も家族も苦しいだけで
逃れられない運命なら知らせてもらわない方がいいよなー。
わたしゃ、聞きたくないねー。

それと蛇足だけど、
兄が亡くなってその角膜をもらって目が治った妹は
確かに可哀想な存在なんだけど
兄が振り込みサギで稼いだお金で買ったマンションに
すんなり住んでしまっていいのか?
しあわせな気持ちで桜眺めてていいのか?

そんな事を考えていたら結局泣く事ができなくて終わってしまった。
でも最後まで眠る事無く観ました。