もうすっかり秋。
実家の母のにがごり(ゴーヤ)畑も終末を迎えつつある。
また、来年新しい種から新しい芽を出した苗を植える事になる。
それでも、まだ何本かは残ってぶるさがっていて、中の種を真っ赤にして熟しているらしい。
そんな話を隣の奥さんとしていた母。
信じられない光景を見たらしい。
一番低いところに下がっていたにがごりを、
タバサがもぎとりいきなり食べだしたというのだ。
両手にしっかりにぎって(うちではこれを「拝み食い」という)丸かじりだ。
今まで一度も食べさせた事もなかったし、だいいちニガイでしょ?
「もう、よしなさい」と取り上げようとした母に
「うーーー」とうなったらしい。
とうとう中の赤い種も残さず完食したらしい。
そういえば、よく庭の葉っぱをかじっているけど、
犬にはニガイという味覚はないのかも?
だいたい、辛いとか甘いとかもないんじゃないかしら?