世の中には、まだ食べた事ない物が山のようにある。
「食べた事ない物を無くす。」
これがわたしの人生の命題のひとつであるのだが、
金沢に来てからも、着々とその数を減らしている。
先日も、韓国料理「チャンジャ」を食べた。
タラの胃袋のキムチ。
私は、もともとタラという魚があまり好きではなく、
その胃袋なんて、とんでも無いのだが、
そこは、それ、生まれながらのチャンジャー。
じゃない、チャレンジャー。
食べるチャンスがあれば、食べてみたい。と思っていた。
で、食べてみたら・・・。
なんだか、コリコリと食感はいいのだが、油っこさがいけませんなー。
初体験にして、
「♪〜お前がオレには最後のチャンジャ〜」になった。
で、きのう、また新たなる料理を食すチャンスに恵まれた。
私たち夫婦は、広島と東京の生まれで、
愛知とはあまりかかわりのない人生を歩んできたのだが、
12年間住んでいるうちに、すっかり愛知の食文化になじんでしまい、
味噌煮込みうどんをしばらく食べないと、禁断症状が出てくる。
で、金沢でも美味しい味噌煮込みを探して、さまよっているのだが、
先日「煮込みうどん」という看板を掲げた店を見つけ、
昨日の昼に行ってみることにした。
満員の駐車場でやっと車を停め、入ると入り口に大きく
「きょうのオススメ おじやうどん」とある。
「おじやうどん」といえば、大阪のミナミにある、有名なうどん屋
「松葉や」のご主人が考案したというあのうどん・・・。
「松葉や」といえば「きつねうどん」なので、
訪れた時には、「きつね」を食べたのだった。
せっかくのチャンスなので、「味噌煮込みうどん」と「おじやうどん」を頼む事に。
「味噌」はやっぱり赤味噌ではなかったが、それなりに美味しい。
めんも讃岐うどんなみに美味しい。
「おじや」は、サラサラのごはんとうどんのハーフ&ハーフ。
なかなかクセになる味。
みるみるうちに汁が無くなってしまうのが、難だけど。
これで、金沢は愛知と違って「混んでいる」というのが、
美味しい店の見極めに役立つと言う事が、はっきりしたな。
「これで、うどん部門は確保したな!」
と再来店を心に誓った、2人だった。