近所でお気に入りだった広島焼きのお好み焼き屋「ぎんなんや」が
突然閉店してから、もう久しい。
その後、美人姉妹のいるお好み焼きやが居抜きでオープンしたけど
焼き手のオバチャンの焼くお好み焼きは、
お好み焼きの神様がいたら、確実にバチが当たりそうなくらい
お好み焼きを馬鹿にしていて、
大地の与えてくれた食材を無駄にする代物で
「私が作ったほうが、まだまし」と思わせるのに充分だった。
案の定、数ヶ月ももたずにつぶれてしまい、
今は自然食レストランになってしまった。
めったに美味しい広島焼きを食べる事ができなくなったので
自分で何度もトライしてきた。
もちろん広島生まれの旦那のために。
で、やっと最近、どうにか広島焼きと呼べる程度の物が
フライパン一枚で作れるようになった。
まず、最近一般的な誰にでもうまく天ぷらが作れるという天ぷら粉を
(いろいろ使ったけどこれが一番良いような気がする)
薄く水で溶いてフライパンに薄い皮を焼く。
そこに細かく切ったキャベツ、モヤシを山のように盛り上げて塩こしょう。
ふたをして、やや弱火で8分。
熱の対流を作るためのふた。いつまでもふたをしていると
キャベツもモヤシもクタッとしてしまいシャキッとならない。
ふたを取ってから弱火でしばらく焼く。
かさが減ってきたら、皿をかぶせて裏返しにして1度取り出す。
フライパンに玉子を割って崩し、味をつけておいた
肉入りヤキソバを置く。
揚げ玉やイカ天を載せて、そこにさっき取り出したキャベツモヤシを
スライドさせながら載せる。
ソースを表面に塗って、しばらく弱火で焼く。できあがり。
やっと旦那が及第点をくれたよ。