工房にもお皿やお茶碗が沢山並べて有った。
製作途中の物もいくつも並べて有った。
母はウサギの耳の付いたごはん茶碗らしきものが気に入ったらしい。
私は「さっきの男の人が買った
小さな小さなお皿が欲しかったんだけど・・・・・・」と言うと
男性 「あれはサンプルだったんですけど・・・・」
といいながらも、よく似た小さい小さいお皿を
二枚三枚と少しずつ棚から出して二十枚くらい並べてくれた。
私は「うわあ!!!」と狂喜した。
一度諦めただけになおいっそう欲しい。
んが、裏を見たらなんと!
800円と書いてある。
「うそお・・・・・」
さっきのは、五枚で1000円だったのに・・・なんでや・・・
でも諦めきれずに二十枚のうち気に入った十五枚を取り
今度は離すもんか! と。
「この十五枚買いますからいくらにしてくれますか?」と交渉
一枚800円だから1万とかいうか? と思ったら案に相違して
作家 「4000円でどうですか?」と言う。
私 「じゃあ3500円じゃダメですか?」 私も強心臓だよ。
私 「これものすごく気に入ったんです。一生大事にしますから〜。」
4000円でも欲しいんだけど、ためしに言ってみる。
すると横から母が「これは?」とウサギ耳茶碗を差し出す。
作家先生 「3000円です。」 高いなそれ。
作家先生 「両方買ってくださるんなら6000円でいいです。」
母 「ええーっ、これとこれ(もうひとつのごはん茶碗)と
2つで3000円にしてくださいな。」
なんちゅうずうずうしい事を言うねん!
ここで作家先生はあまりの事にパニックになってしまったらしい。
作家大先生 「この小皿は3000円でいいです。」といきなり値下げ。
私 「うわあ、めっちゃ大事にしますから〜。」
母は結局、気に入ったらしいスープカップを
作家大先生 「これはプレゼントします。」と言われ
ウサギ耳茶碗を3000円で買った。
でこれが ↓ 直径6cmの小さな小さなお皿十五枚。
盛り塩皿として家のあちらこちらに置いてみた。
小さい小さいお皿なので、邪魔にならない。