「K−20」を見てきた。
「レッド・クリフ」を見に行ったときに予告編を見て
「絶対見るよぉ〜」と思っていた。
予告編から想像していたとおりの楽しい映画だった。
主演の金城武は「レッド・クリフ」とはまったく別人だった。
日本語しゃべってるしね。
彼は、台湾のインターナショナルスクールに通っていた子供の頃から
将来、日本でスターになるために日本語を勉強していたらしい。
映画そのものも「レッド・クリフ」とはいろんな面でまったく違う。
監督の佐藤嗣麻子は、「飽きさせない為に」
☆1シーンをそんなに長くしない
☆展開を早くする
☆1シーンに2〜3個何かひっかけのエピソードがある
☆同じセットで撮り続けない
をこころがけたそうだ。 ね、180度違うでしょ?
それでこそエンターテイメントだと思うよ。
自己満足の世界にお金を払わせられるのは嫌だよ。
CGもお金をかけているし、
狭いところから広い所へ、広い所から狭いところへ、
お屋敷から掘っ立て小屋へ、路地から鉄塔の上の絶景の場所へと
詰まった息をパーッと一気に吐き出させるような展開が小気味いい。
所詮おとぎ話ではあるけれども、どんでん返しも承諾できる範囲だし
金城武も松たか子も仲村トオルも素敵だし
全体的にとっても楽しい映画だった。
あえて言えば、物語のキーになるある物が
遠いアマゾンの奥地にでもあるのかと思ったら
狭い日本から一歩も出ていなかった事、
金城武が格闘シーンやその他のシーンの中で
殴られる殴られる。
抵抗はするんだけど
まったく相手を殴らないんだよね。(私にはそう見えた)
あんまりにも可哀想だった事、この2つがちょっとひっかかった。
んが、これは作り手のポリシーなのだろうと思う。
ちなみに、VFXの「白組」は私が仕事をしていた23年くらい前に
何度もお世話になった会社で、当時はまだ小さかったんだけど
いまや大会社になっていて、社長も健在で本当に喜ばしいと思う。