温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

実家へ(2)

アクアラインのわなにはまってしまった事に気付いた時には、もう、遅かった。
そしてそこに、何度目かの危険が迫っていたとは。
ふと、気付くとトンネルの暗がりに、ハザードランプが!
げげっ!
なんと左車線に大きなトラックが停車しているではないか!
きゃー。
こんな事初めてだったので、焦った。
右車線をバックミラーで確認したら、流石アクアライン、私の後に続く車なし。
よかったー。
回避〜。

明るい表に出ると、右にアクアライン入り口とある。
躊躇するうちに通り過ぎてしまった。
このまままっすぐ行ったら何処に行くの?
前に行くトラックに着いて行くと、なんと
浮島出口で出てしまった!

どうしよう・・・浮島って何処?
かくなるうえは、元の道に戻るしかない。
入り口を探し右折したら、すぐそこにあった。
入るとそこはいきなり、黄色っぽいトンネルだった。
そうこれが、アクアラインの入り口だったのだー。
やられた。もう後戻りは出来ない。

延々と続くトンネル。
まるで4次元へのトンネルみたいに、まったく景色が変わらない一本道。
そして、一人旅。前にもそして後ろにも車の姿は無い。
途中、走っているのを忘れてしまいそう、幻覚を見てしまいそうになる。
やっと、明るくなり「うみぼたる」パーキングに出る。
ここで、トイレに・・・。と思ったが、やめとこ。
気を弛めたらおしまいだ。
大枚を払い、館山道に入る。

約6時間半、ついに母の入院している病院に着いた。
病室がわからないので、歩いていた白衣のおばさんに聞く。
「あら、娘さん!着いたの!早かったわね。おつかれさま。」
と事情をすべてわかってる様子。
名札を見てビックリ。
なんと、母の担当ドクター。何度も電話でお話した先生だった。
とても、気さくな優しい先生で、安心した。

レントゲン写真を見ながら説明されたところによると、
母は、お腹をこわしたことで脱水症状になり、食事も水もほとんど摂らずに居た事でさらに悪化し、
普段飲んでいる薬も飲まずに居た事で、またまた悪化。
以前おこした脳梗塞の痕により、脳梗塞と同じ症状をあらわしたらしい。
水を飲まないことで、自分のかかえている悪い所が一気に噴出することがあるらしい。
水を飲むって大事なことだったのね。

母は、平衡感覚が悪くなり何度も転んだらしい。
杖を使って歩くクセをつけるようにしていきましょう。ということになった。

一刻も早く退院したい様子の母。
取りあえず、明日退院と言う事で納得させて実家に私一人で帰ることに。

しかし、そこには、更なる受難が私を待っていた・・・。