旦那にビールとおつまみを出し、台所で夕飯の用意をしていたら、
あたった〜〜〜!
と滅多に大声出さない人が、叫んだ。
「何?何が当たったの〜!!!」と飛んでいくと(と言っても3〜4歩位)
「ついに当たったよ〜」
見ると、旦那の手には「モルツ」の缶がしっかり握られていた。
「な〜んだ、それか〜」
「苦節2ヶ月。毎日毎日、めくって、ついに当たった〜」
「でも、もう当たるはずないから捨てるって、専用応募ハガキ捨ててたじゃない。」
「いや、有る。」
と手にはそのハガキが。ちゃっかりもう一度拾っていたらしい。
「はいはい、よかったですね。」
ところが、翌々日にもまた当たった。
「当たりは固まってるんだな・・・。」
「固まってるなんて、聞いたことないけど・・・。」
「極上タンブラー」。
なんでも、下のほうにピンが付いていて、ピンとはじくと
クリーミーな泡が出てくるらしい。
「♪な〜んか得したな、な〜んか得したな」と言うやつである。