きょう新聞をめくっていたら、一枚の写真に釘付けになってしまった。
これ何?
強面のおじさんに抱きかかえられた、1匹の動物。
熊を生け捕り?かと思ったが、よーく見ると大きな犬だ。
飼い主に抱かれているせいで、恭順のしるしか耳を倒しているので、
顔がまんまるになっている。
険しい顔をした大きな犬が、こちらを睨み付けているのだが、
その犬が、見れば見るほど「いいおとこー」なのだ。
(オスかどうかは書いてない。)
私は犬が大好きなので、犬はどんな犬でも可愛いいのだが、
中でもこれは!という犬にたまに出会う。
それは、町かどであったり、TVであったり、ペットショップであったり、
雑誌であったり。
またまた、その中でもこれはこれは!!
というほど魅せられてしまう犬が極まれにいる。
そういう犬は大概、人格を感じる犬だ。
中に絶対人間が居る。と思える犬なのだ。
確固たる自己、人格を持つ犬。何もかも悟っているような目を持っている犬。
残念ながら、実家の「ターさん」はそういう部類の犬ではないのだが。
新聞の「楽しいぞ田舎くらし」という連載記事に載っていたその犬は、
通称「クロ」。
でも実は本名は「クロー」なのだそうだ。
市の動物管理指導センターで「最後まで飼います」などと書かれた書類にはんこを
押して、もらってきた雑種犬。
処分される前に間一髪で生き延びた。
で、「クロー」、漢字で書くと「苦労」なのだそうだ。
可哀想な名前・・・。
私だったら、「大和丸(やまとまる)」とか「犬歯郎(けんしろう」とかつけてやるのに。
(オスかどうか書いてないけど。)
ああ・・・なんで
お前は私の犬じゃないの?
辛抱たまらず、旦那がまだ読んでいない新聞を切り抜いて、大きな穴を空けてしまった。
スキャナーを持っていないので、新聞をカメラで写したんだけど
「二枚目ぶり」わかるかなー?