温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

ご主人は、ノギスでガスの火加減決める

正月の3日に突然思いも寄らない人から電話が有った。
夕飯にお酒を飲んでいた旦那が出て、
「あっ、あっ、おめ、おめでとうございます!」なんて
神妙に受け答えしている。
台所をのぞいて、私に手招きしている。

誰?やねん?

「★★軒の奥さんからだよ。」
「えっ?!」

愛知に居た時に一番愛していた「ラーメン屋」の奥さんからだった。
愛知を去るとき、最後に食べに行って
「金沢に転勤になりました。また必ず食べに来ます。」
って言ってお別れしてきた。
今年は、金沢から年賀状を出したのだった。
でも、何故電話してきたの?

話してみて理由がわかった。
お店が建物を建て直したときに半年以上お休みしていた。
その間、私たち夫婦はいろんなラーメンを食べ歩いたのだが、
何処で食べても、
「ちがーう、何かがちがーう!」と感じてしまい、
つくづく「★★軒」のラーメンの代わりになるものは何処にも無い、ということを
実感したのだった。

それで、その気持ちをそのままストレートに
「ご主人の熱いハートがビシビシ伝わってくるラーメンが食べたい!
いったい、いつ新装開店するのか?決まったら早く教えて!」
という内容の手紙を書いて出したのだった。

その手紙を奥さんは、
「とっても励みになりました。今でも大事に取ってあるんです。」と言う。
「ずっとどなたがくだすったのか、知りたかったんです。
先日金沢に転勤されるっておっしゃっていたご夫婦が○○さんだったんですね。」

そうか!
私たちの顔は知っていても名前は知らなかったんだったよねー。
やっと、手紙をくれた夫婦の名前と、
いつも来る夫婦の名前が一致したってことね。

そうよね、私たちみたいにあそこのラーメンのファンで通い詰めてる夫婦は
何十組もいるでしょうからね。
馬鹿だねーわたしも、もうわかっていると思っていた。

最後に「また名古屋に戻れるかもしれないし、必ずまた食べに伺います。」
と言ったら、奥さんは聞き捨てならない事を言った。

「是非いらしてください、その時、メンマとチャーシュー差し上げますから。」

えーほんとー!?
どうしようー。
うれしい〜

早く行かなきゃ。