温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

 千葉県東方沖地震

きのうの地震、ここ石川にいた私も、ちょっと感じた。
「あれ、めまいかな?体が揺れてる。」と思ったら、TVで速報。

15半年前、世間的にはあまり知られていないが、千葉県東方沖地震があった。
マグニチュード6,7  震度6
その時私は、勤め先にいたのだが、うららかな日の昼前だった。

遠くからゴーーーーっという音が聞こえた。
今思えば、「地鳴り」だった。
そのあと、ドンと衝撃が来た。
もう、いきなり立っていられない。
同僚と一緒にしゃがんだ。
彼女がしゃがんだまま歩き出したので、何処に行くのかと思ったら、
「部屋のドアを開けとかなきゃ」だって。
冷静な奴だ。

とにかくずっとしゃがんだままで長い時間が過ぎた。
おさまってから見たら、スチール製の書類棚の上だけがずれていた。
倒れてきてたら、怪我してたよー。

あたりは、大変な被害だった。
石灯籠の下敷きになって一人、ブロック塀の下敷きになって一人、亡くなった。
全倒壊が10軒、屋根瓦の落ちた家は1万軒以上だったらしい。

同僚の家は、JR駅に近い方だったのだが、食器棚が倒れ、TVが落ちていたらしい。
TVが落ちたということが、どれだけの地震の大きさだったか解かると思う。

私は、家に帰って恐る恐るドアを開けて見たら、高い梁に置いてあった写真立てがひとつ落ちていただけだった。
我が家は大きな竹山に建っているので、地震にだけは強かったのだ。

いまだにあの時の事は、近所で度々語られるのだが、世間的には知られていないのが悲しい。

でも、あんなに大きな地震を体験すると、地震に対する考え方が変わる。
大体どれ位の揺れ方だったら危険、という目安が解かっている自信があるので、
多少の地震には動じないし、外にやたらに出て行くのは返って危険という認識だ。