温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

忘却とは忘れ去る事なり。

何故、忘れたい「嫌な事」をいつまでも憶えているのだろう。
何かの拍子に思い出しては、苦々しい気分を反芻して
噛みしめては、落ち込む。
そんな事を何度も何度も繰り返しているうちに心の中に染み付いて
消しても消せない記憶となってしまうのだろう。

そうだ、この思い出して反芻するという行為がいけないのだ。

何度思い返して反芻してみても、
「嫌な思い出」が「良い思い出」に変わるはずはない。
だったら、思い出さないのが得策だ。

同じ失敗を起こさないために、反省するために思い出すのも
大事では有るかもしれないが
やはり思い出さないのが得策だ。

憶えている「嫌な思い出」もあれば
忘れてしまった「嫌な思い出」もあるのは
嫌な度数の大きさではなく
思い出して反芻したか、一度も思い出さずに反芻しなかったか
の違いではないだろうか?
思い出しそうになったら頭の中でロックがかかるように訓練しよう。
その内、記憶の遠い彼方に消え去ってくれるだろう。

最近、身近な人達に「うつ病」になる人が増えた。
完ぺき主義で真面目で、些細な事を気にしたり
クヨクヨする性格の人が多い。

私も実はそういう性格で、その上
今できる事を今やらなければ気が済まなかったり
筋の通らない事に寛容になれない、融通の利かない所がある。
年取ったらいよいよそんな性格が強くなっているような気がする。

まさに「うつ病」予備軍だし
その上、ヒタヒタとしのび寄ってくる「更年期」。
精神的に影響を受ける人も多いと聞く。

せめて「嫌な事」「つらい事」は片っ端から忘れてしまおう。
思い出しても仕方ない事は、思い出さ無いことだ。

頭の中でロックしてしまう訓練をしよう。

母の友人が「うつ病」のまま病院で亡くなったときいて
そんな事を考えた。