温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

映画「カイジ」見てない人は読まないで

先週から実家母が金沢に来ている。
この一週間で美容院やら映画やら100均やら回転寿司やら
立て続けに付きあわされている。

70歳で運転免許を取り上げてしまったので
思うように行動できず、金沢にきて爆発するみたい。

映画「カイジ」を見に行った。
母は邦画じゃなきゃだわ、だし、
さまよう刃」はなんだか重いので。
漫画が原作だっていう事は知っていた。
「ざわざわざわ」とか「どくんどくんどくん」みたいな。

正直、見る前からフジワラタツヤよりアマミユウキ、
アマミユウキよりカガワテルユキが見たかった。

カガワテルユキって歳とってどんどんよくなるよね。
今回の役は漫画原作って事もあって
オーバーアクションなんだと思うんだけど
いつもの演技以上のアクの強さがもう、いやらしいを通り越して
セクシーにまで昇華しちゃってるのよー。

もうこの映画をあとから振り返ってみたら
カガワテルユキのことしか思い出さないくらい前面に出ている。
でもそれでいいわー、私好きだから。

主役のフジワラタツヤも体当たり演技なんだと思うんだけど
いくつになっても、少年体型が存在感を薄くする。
カガワテルユキと真逆だね。

むしろ「カイジ」みたいな男くさい役じゃなくて
生活臭のないユニセックスの妖精みたいな役で売っていった方が
他の役者に無い個性として、有りだと思うんだけど。

主役のまわりを芸達者ががっちりかためてるんだけど
中でも山本太郎はすごいな。
いやらしい役を、ものすごくいやらしく演じている。
あと、松尾スズキ
そこにいるだけでホントに不気味。

あっ、そうかっ!
いやらしくて不気味なドロドロの中でこそ
フジワラタツヤの純白でいやらしくない個性が光るって事?

おお! そういう意味ではよく出来た映画! かな?