温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

「シャーロックホームズ」観てない人は読まないで

「シャーロックホームズ」を見に行った。
コナン・ドイル原作、ジュード・ロウ準主役じゃあ
見ないわけにいかないでしょう。

ロンドンの灰色の石畳を馬車が駆け抜けると、
なんかワックワクするな。

ロバート・ダウニー・Jr演じる所のホームズは
筋肉ムキムキの武闘派で、
まず頭で闘ってから(寸前にシュミレーションする0.05秒)
そのとおりに実戦する。
ホームズは長身痩躯で神経質な男のイメージだけど
原作では、フェンシングやボクシング、武術もたしなみ
特にボクシングはプロ級という事になっている。
基本的には、原作に忠実でなければ、
イギリス人だけじゃなくて
世界中のホームズファンは許してくれないだろうから
細かい所にも気配りして大変だったろうね。

事件の鍵を握る男が「ドワーフ」か「ミゼット」かで
ホームズとワトソンが何度か揉めるんだけど
どう違うのか? さっぱりわからない。
両方とも小人って言う意味らしいんだけど
ドワーフ」の方がちょっとメルヘンチック?
やや妖精的なニュアンスがあるのかな?

ドワーフ」「ミゼット」も解かんないけど
婚約指輪を質屋で買うなんていうのも理解し難い。
「質屋」って訳されてたけど
もしかして「アンティークショップ」の事かしら?
時代がそうだったのか、質実剛健のイギリス人だからか?

さらに、キリスト教やら黒魔術やら宗教がらむと全然わからんなー。
こりゃあもうしょうがないから、諦めちゃうなー。いつも。

全体的には、古い時代(19世紀終わり頃)の
「007シリーズ」っていう感じかな?
アストンマーティンは出てこないけど
当時としては、最新鋭の機械やら科学やら
さらにアクティブなボンドガールなみのレディも出てくるし。
うん、それぐらいアクションも迫力あった。

最初から最後までずっと
闘っているか、プロファイリングしているホームズなんだけど
最後の最後のプロファイリングはちょっと
あまりにもご都合主義的。

「これは全部夢でした。」の夢オチみたいな
がっかりさせられ方だと思う。

でも、数秒のカットでも画面の隅々にまで
気を遣って、人もいっぱい使っている
お金のかけ方は、やっぱりワクワクするので
素敵な映画だと思う。