タバサが帰ってきた。
初めてペットシッターさんと会う。
体の大きい、お腹の出た中年のオジサンだった。
なんでも、便利屋さんのような会社を経営されてるそうだ。
なんだ、ペットの専門家じゃないのか。
その割には妙に偉そうに講釈をたれる。
「今まで食べさせすぎですよ。今くらいの体重が丁度いいですよ。こう言う犬は、お腹がいっぱいになったら残しますからね。」って、
ものすごく矛盾してるんですけど、おっしゃってる事!
だいいち、タバサは成犬になってからずーっと、8kgをキープしてるのよ。
一週間でやせたって?あんたがやせさせたって?あ〜ん?
変わってないっつうの!
あんたが痩せろ!私も痩せたいが・・・
と、心の中でつぶやく。
それに、どーもタバサの様子がおかしい。
落ち着き無いし、頭をなでようとして、手を頭上にもって行っただけで、
クビをすくめて目をギュッとつぶる。
今までこんな事したこと無かったのに・・・。
相当なぐられたな。( ̄・・ ̄)フーン・・・
顔を舐めるなんて、母に自慢してたけど、殴って言う事きかせてたのね。
可哀想に。
「タバサに聞いたけど、あなたに相当殴られたそうですね?」って言ったらビックリするかしら?
こりゃあ、タバサのリハビリもしなきゃぁ・・・。
それから10日間あまり、毎日毎日、頭を長い時間なでてやった。
おかげで、目はつぶらなくなり、落ち着いておっとりしてきた。
ペットは飼い方で性格まで変わるんだな。と思う。