温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

名古屋旅行記 その3

好事魔多し。
禍福は、あざなえる縄のごとし。

いいこととわるいことは、交互に、替わり番こに、テンコシャンコに、やってきて、結局の所、差し引きゼロになるんじゃろうか?

憤りと絶望を抱えたまま、スパに到着。
プールゾーンは、空いていて、なかなか快適だった。
その後大浴場に入り、休憩室で旦那と待ち合わせする事に。

お風呂に行ったら、日曜だから仕方ないのだが、子供が山ほどいる。
ほんの一瞬も黙っていない。
お風呂の中だから、ものすごく反響してる。
でも、まあ子供はいい、子供はものの道理(公共の場では他人に迷惑な行動は慎む)が解かってないんだから、
んが、聞いていると親の声も聞こえてる!
(せめて、アンタは静かにせんかい!)

その時、子供の一人が超音波のような悲鳴をあげた。

「キーーー!」

鼓膜がやぶれる〜。
無意識に「うるさいー」と言っちゃったよー。
その声が聞こえたのか?聞こえなかったのか?
ちょっと静かになった。
まあいいや。
みんなの代弁ばい!

で、出てきて脱衣場の私のロッカーへ行こうとすると、まさにその場所が
物すごく混んでいる。
なんでやのん。
しばらく裸で様子を伺っていたが、何人かは居なくなっても
5人程の子供が地べたを這い回り、母親らしき2人組みがべったり座っていて、
いっこうに場所があかない。

いつまでもこうもしてられないので、
「仕方ない取りあえず、バスタオルとパンツだけ取って他の場所で着替えよう」
と、ロッカーに向かう。
と、母親(金髪のヤンキー風)の一人に携帯がかかってきた。
その場で話す母親。
(きー。そんな暇あったらさっさとどかんかい!)

と、思いながら、別の場所に行きパンツと備え付けのムームーを着て、ブラジャーを忘れた事に気付く。
もう一度ロッカーへ行って、ブラジャーと小銭入れなど探していると、
私のロッカーの右下に置いて有った籐の椅子に男の子が座った。
開いていたロッカーのドアの角に頭をガキッとぶつけたみたいで、
「いたーい」とか言っている。
(着替えたらさっさとどかんから、そういう目に会うんだよー。)
と、見たら私のほうを向いている。
(何?わたしのせいなの?)
(アンタが後からそこに座ったんでしょうが。)
でも、子供相手に大人げないので、小さく「ごめんね」と言った。
でも、まだ、「痛ーい」といっている。
すると母親が「謝ってるんだから、いつまでそんなことしてるの!」と
子供をおこっている。

でも、違うだろ怒り方が。
「着替えたら向こうに行ってなさい、邪魔でしょ。」
「すみません」と私に謝るべきだべさ。
取るべき物を取って、また別の所でブラジャーを着けようとその場から動いて、
ロッカーの角を曲がったら、ヤンキーの声が聞こえた。

「わざとじゃないでしょうね。」

「ぬわぁにぃ〜」切れた、
わたしゃ、それでなくても気が短いんじゃ、許さん!

でも、取りあえずブラジャーをしてからだ。

で、ドスドスとロッカーまで行き、床を這いずっている赤ん坊の指を踏みつけそうになりながら、ひとりごとを装って

「なんで、自分のロッカーの前で着替えられないのよ!」と怒りのコメント。

すると、もう一人の母親が子供を連れてサーッと居なくなった。
ヤンキーひとり。

「何がわざとなのよ!冗談じゃないわよ!」うなった。

怖かったらしく、サーッと居なくなった。
やればできるんじゃない。
もう、とっくに着替え終わってたくせに、ダラダラしてたのね。

旦那のところに行って、真っ赤な顔でまくしたてた。
「あの、金髪ヤンキー、ったまきたーよー。」
旦那はビール、私はソフトクリーム食べたけど何食べたか、ちっともわからなかった。

若いみそらで、3人も4人も子供育てるのは本当に大変だと思う。
でも、だからって傍若無人にしていいっていう事は無いんだよ。

憤りと絶望とそして新たな怒りを抱えて、名古屋に戻って行った私たちであった。

またまた つづくのさー。