温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

「人種」に付いて考えた日。

暑い!
やっと夏らしくなりましたなあ。
なんだか、変な夏で嫌だなーと思っていた。

んが、暑くなったら暑くなったで
「暑いのは嫌だな。」by 旦那

タオルケット洗濯して、家中ウエットワイパーかけて、鉢植えに水やって、台所片付けて・・・・
もう汗ダークダックス。
2日目だし、気持ち悪い気持ち悪い。
で、やっぱりお風呂に入って2時間ほど読書&半身浴。

ジェフリー・アーチャーの「十二の意外な結末」読了。
十二の短編集だが、すべて面白かった。

特に「ブルフロッグ大佐」は、第二次世界大戦の時の話で捕虜の英国将校と日本将校の友情の話。
イギリス人の日本人に対する考え方が垣間見えてなかなか興味深い。

「クリスティーナ・ローゼンタール」は、ドイツ人とユダヤ人の悲恋の話。
久しぶりに小説読んで、オンオン泣いてしまった。
人種差別は、世界のそこかしこに相も変わらず残っている。
日本人として、日本に住んでいるとそういう現実とはあまり関わらずに生きてしまっているのだが、
たまにはそういう事を考えるのも、大事なことではある。
例え、名も無いマイナー主婦でもね。

ユダヤ人といえば、
坂の上の雲 第4巻」によると
日露戦争の折、お金の無い日本政府の日銀副総裁・高橋是清はお金の調達にヨーロッパに飛んだのだが、
だれも貸してくれない。
大国ロシアに日本が勝てるとは思えなかったからだ。
その時、米国国籍のユダヤ人が大金を貸してくれた。
ロシアはユダヤ人を迫害していたから、ロシア帝政の崩壊こそがユダヤ人の願いだったのだ。
この時、高橋の秘書深井英五が「人種問題というのはそれほど深刻なものでしょうか。」と言った、とある。

そのお金がなかったら、日本は負けていたかも?
そうしたら、今、私はロシア語しゃべっていたのか?
ナターシャ・スタンコビッチとかいう名前で生きていただろうか?
ユダヤ人がお金を貸してくれた事は全然知らなかったが
今からでも遅くない、ユダヤ人には感謝しなくちゃいけない。

日本はロシアに勝って、ロシアに革命が起こり、帝政が崩壊し、ソビエト連邦共和国ができ、崩壊し、
そして今、ユダヤ人は差別されていないのだろうか?