温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

「松永弾正」を読み始める。

以前、五箇山で「カレーポテトチップス」を見つけて食べてから、
ずっとカレーポテチを探しているのだが、まったく見つからない。
何故? カレー味のポテチが無いのか?
有りそうで無い物。

私 「なんで、カレーポテチ作らないんだと思う?」
旦那 「ターメリックが高いんじゃないの?」
私 「そうか・・・。でも、カレールーって安いよね?」
旦那 「今度五箇山に行って、買い占めればいいじゃない。
                   全部買っちゃえ。」
私 「そうしよう!」

貴志祐介の「天使の囀り」読了。
「黒い家」も「青の炎」も面白かったけど、これが一番面白かったかも?
3つの中では、一番「得るもの」が多かった。
地球上の生物の個体数の15%を占めると言う「線虫」が主役。
川からの飲料水の中に混入したまま人間の体内に入り
死に至らしめるという「原虫」という生物は聞いたこと有ったけど。
「線虫」とはつまり寄生虫全般を言うらしい。
肉眼で確認できない大きさから何メートルもあるものもいるらしい。
著者の作り出した架空の「線虫」が巻き起こす事件なのだが、
いつ起こっても不思議でないし、
実際に存在する「線虫」による少人数の被害者が
死亡している実例もあるのだろう。
だから、フィクションのようでフィクションじゃないんじゃないか
と思えるところが興味深い。

最近の文庫本で活字が大きいと言えども、
500頁超なので分厚いが一気に読んでしまった。
難解な部分もあるけど、知らない知識に触れるのは楽しい。

次は「松永弾正」(上・下)戸部新十郎著 を読み始めた。
旦那の読んだ本で、「面白い」というので。
戸部新十郎は、石川県出身の作家で、先日亡くなった。
「松永弾正」は、戦国時代の実在の人物で、僧なのだが、
あっちにつきこっちにつきして、裏切り者の代名詞みたいな男なのだ。
そんな悪人にも青春時代が有り、夢も抱いていたという歴史小説

戸部新十郎の文がうまいのか、
読んでいると場面が頭の中に浮かび上がってきて
登場人物が生き生きと動き回る。
ものすごく面白い。
んが、絶対にNHKの「大河ドラマ」にはならないだろう。
だって、悪人すぎるもん。
まあ、近藤勇も善人だったわけじゃないと思うけどね。

面白すぎるので、またすぐに読んでしまいそう。
それはそうと「坂の上の雲」は第4巻の半分の所で停まったままだ。
読まなきゃな・・・・・・。