「坂の上の雲 第七巻」読了。
「第六巻」をあんなに苦しんで長い時間かかって読んだのに
「第七巻」はひと月もかからずに読んでしまった。
何故なら、「六巻」は、
苦しみぬいた旅順港、二百三高地から遼陽、黒溝台の戦いの話で
「七巻」は、奉天会戦で勝った話と、
バルチック艦隊ひきいる提督ロジェストウェンスキーの話だから。
NHKは、2009年から3年間でスペシャル大河ドラマと称して
「坂の上の雲」を放送するらしい。
司馬遼太郎が生前「戦争賛美になるからドラマ化は承認しない。」
と言って、いままで実現しなかったらしいが
未亡人の許可が下りたらしい。
(今の日本の情勢が許可したともいえる?)
キャスト
秋山 真之・・・本木 雅弘
秋山 好古・・・阿部 寛
正岡 子規・・・・・・・香川 照之
正岡 律・・・・・・・菅野 美穂
秋山兄弟が松山に生まれて軍人になっていなかったら?
もしかしたら、日本も満州も朝鮮半島もロシア帝国のものになっていて
今、私はロシア語を話していたかも?
ドラマに先駆けて
原作読んでみたいけど全八巻も読みたくないと言う人は
「七巻・八巻」だけだったら樂に読めると思う。
秋山兄弟の人となりは、知ることはできないが。
(正岡子規も出てこ無いし。)
「日清・日露戦争賛美」は絶対に嫌だけど
ロシア人・中国人・朝鮮人・日本人の多くの犠牲の上に
今現在の日本が有るという事を知るのは無駄ではないと思う。