温泉旅行と知多半島ランチ

温泉旅行と知多半島ランチをつづります。何故か料金を度々間違えられる、そんな星の下に生まれた女

北海道の旅2019 その14 アイヌコタン&キタキツネ

養老牛温泉を後にして今度は帯広の北
大雪山国立公園国有林の中に在る
「 然別峡かんの温泉 」へ向かう。
霞がかかっていた。

また同じ道、弟子屈町を通って戻る。
途中 阿寒湖畔にある「 阿寒湖アイヌコタン 」に寄った。

お土産屋さんやアイヌ舞踊のシアターなどが集まっている。

シマフクロウがここにも。

独特の雰囲気

お土産品を見て回った。
ものすごく素敵な手彫りの手鏡とか
欲しい物が沢山有ったんだけど素敵な分すごく高い。
ン万円なので、悩み考えた末諦めた。

朝も軽く食べたのと、体調が戻って来たので
お腹がすいてきた。
朝の餅つきの時もらった あんこ餅を食べたよ。
流石 美味しかった。これが昼ご飯。

私が、お餅の写真をあーだこーだと撮っていると
どんどん山道に入って行った。

「あれ? なんだぁ、いぬかあ?」と旦那が言った。
ほんとだ、なんかずーっと向こうに茶色い丸っこい物が・・・

こっちがほぼ止まっていたら、向こうからトコトコ歩いてきた。

「 キタキツネだ 」

ほとんど車の通らない道で
「あっ、車と人間が来た」と思ったのか
みずから姿を現して向かってきたのだ。
ビックリ。
来たからといって どうこうするわけにもいかず
しばし睨み合っていたら 行ってしまった。

あとから宿の人に訊いたら
「エサをもらおうとしてるんですよ。」との事。

つまり、北海道のキタキツネに
食べ物を与えた人間が居たという事だね。
味をしめて 「 また頂戴 」と
キツネが思ったとしても無理ない。
やめようよ そういうこと なんかガッカリだよー。
車の前に出て轢かれるキツネがいるかもしれない。可哀想だ。

山道を長く走ってやっと着いた。
秘湯の中の秘湯「 然別峡かんの温泉 」
携帯はもちろん圏外。

( 部屋から温泉棟を見下ろしたところ )

開湯は明治の末、旅館経営者の体調不良で廃業。
温泉の営業許可の更新が困難になるというのを受け
6年後の2014年に 
新しいオーナーが再び営業を始めたのだが
2016年に 豪雨災害で流されて休業
2017年に 復活

宿の責任者の方といろいろ話をしたのだが
国立公園内なので何でも勝手に工事して
修復できないので苦労したんだって。

現在のオーナーが
こんな素晴らしい温泉をこのまま
無くしてしまうのはあまりにも残念だからと
買い取って 2014年に営業を再開したのに
豪雨災害で被災してしまう。
道路も流されて大変だったらしい。

くずれた崖や建物や 流された風呂場を
自分たちで直していったんだって。 
温泉を守りたい その思い。素晴らしいね。

宿泊棟の「こもれび荘」と
日帰り温泉客も来る温泉棟とに分かれる。

秘湯中の秘湯とは言え 素敵な部屋

TVも有る。

必要な物が全部一か所に集まっている。

冬は寒そう。でもりっぱなストーブが有る。